「漁師」が海から英語で伝えたいことvol.6

前回は「バイリンガル漁師」こと玉浦さんのことをご紹介させていただきましたが、今回は玉浦さんが英語を習得することによって何を伝えたいのかをお届け。高松の海の現状、あなたはどれくらい知っているでしょうか。

●そもそもなぜ漁師という職業についたのですか?

何よりも手に職をつけたいと思って。漁師をやれば3年で家が建つともいわれましたしね。(笑)始めたばかりの14年前はとてもじゃないけど無理だと思いました。最初は収入源もなく、船も持っていなかったので人に借りたりしてなんとかやっていました。
元々、家が漁師ではなかったので地元の漁師さんとのネットワーク作りや仲間づくりも勢力的にやりました。自分のペースで仕事ができるようになったのは22歳くらいの時です。



●漁師の仕事は主にどんなことをするのですか?

季節によって獲る魚や貝など変わりますがメインは冬にやっているタイラギ漁です。主に食べるのはその貝の貝柱になりますね。タイラギ貝は香川県が有数の産地で60Kg以上の潜水服を着た潜水夫が重りをつけて潜り、手カギを使って一つ一つ獲る貝です。潜水服と重りをつけて何時間も作業をするのでもちろん危険が伴う漁です。

ただ、そのタイラギ貝も香川でも獲れる漁が減ってきました。正直、去年の冬は本当に厳しかったですね。続ける人も減っていて、100軒ほどタイラギ漁をやっていたころもあったのですが、現在は10軒ほどです。



「高松の海のすばらしさと現状を英語で伝える」

●英語で伝えたいこと

14年間ほぼ毎日高松の海で仕事をしてきました。この14年間で魚や貝の数は減っています。じゃあ、お金にならないから漁師の仕事を辞めてしまおう、そういうことではありません。漁師を続けながら今までの知識を活かして、新事業をしたいと思いました。
今回の「バイリンガル漁師」の企画によって英語を習得し、高松の海のすばらしさや、現状、生息している生き物などを伝えられるような事業を作り、初めて高松にきた人たちがまた来たいと思ってもらえるような、そんな事業を作りたいと思います。

現在、世の中では「副業」というワークスタルがもてはやされているのですが、漁師のみなさんは、季節などによって仕事が変わる、すでに副業スタイル。その中で新しい業界での副業を目指す玉浦さん。玉浦さんの挑戦をEITA Language Shelterは応援していきます。